監査法人勤務の会計士の資産運用

インデックス投資

会計士は株が得意?

私は大学在学中に会計士試験に合格し、それ以降ずっと監査法人に勤めています。それを聞いた会計士ではない友人や親戚からよく言われるのは、

①会計士なら決算書読めるでしょ!

②どの企業が伸びるかわかるでしょ!

③株やったらめっちゃ儲かるじゃん!

ということです。しかし、残念ながらそうはいかないのが現実です。それぞれに回答するとしたら以下のようになります

①まぁ読めますけど・・・。

②決算書の数字は過去の結果を表すもの。それが読めたからといって未来が読めるわけではありません

③過去にインサイダー取引で逮捕された会計士がいました。(https://jicpa.or.jp/specialized_field/post_972.html)この会計士はインサイダー情報を握って取引をしたにもかかわらず300万円の損を出したそうです。加えて罰金刑も課されたことでしょうから大損です。どの情報が株価にどんな影響を与えるかは会計の知識とは別物なのです。

監査法人勤務の制約

そもそも監査をしていると自由に株式の売買をすることができません。これは仕事柄インサイダー情報に触れる機会が非常に多いことに加えて、クライアントの業績が監査人の経済的利益に繋がると、厳しい監査ができないのではないか、粉飾に協力的になるのではないか、という疑いの目を向けられてしまうからです。上記のインサイダー事件の後、監査法人での株取引のルールはさらに厳しくなりました。勤務先の法人が監査をしている会社の株を持つことはNG。よそが監査をしている会社についても、最も厳しい大手監査法人ではすべての株取引がNGとなっています。こうした規制は配偶者や親族まで及びます。

そこで多くの会計士がまず目を向けるのがFXです。為替取引ならばインサイダーや利害関係の懸念が無いため、基本的に自由に取引ができます。かくいう私も一時期FXで一攫千金を夢見た時期がありました。しかし私を含め、FXで痛い目を見たという会計士は枚挙に暇がありません。FXで勝ち続けるのは至難の技ですのでおすすめしません。特に高金利通貨でのスワップポイント稼ぎは絶対厳禁です。私はそれで3桁万円の損失を出しました。

インデックス投資なら問題なし

じゃあ一体どうしたらいいのさ!となってしまいますが、実は監査法人勤務の会計士でも堂々と株を持つことができる方法があります。それがインデックス投資です。TOPIXのようなインデックスの場合、個々の企業がインデックスの値動きに与える影響はごく僅かになりますので、インサイダーや経済的独立性を心配する必要がありません。そのため最もルールが厳しい大手監査法人でも、投資信託による資産運用は可能なのです。

私は今、インデックス投資を資産運用のコアとしています。それに加えて仮想通貨を少しだけ保有していますが、これは宝くじのようなもの。なくなっても痛くない範囲で投資し、いつか大暴騰したらラッキーと思って保有し続けています。あくまでコアはインデックス投資。しっかり働いて稼いだお金を積み立てる。この繰り返しです。インデックス投資ではどうしても爆発的な利益を上げることはできませんが、逆に借金を背負うような損失もありません。長期的には報われる可能性が高い投資ですので、監査法人勤務の会計士にはインデックス投資をお勧めします。

(2020.5.27追記)

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2019年末で監査法人を退職したので、米国個別株も始めました。

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