SNS時代のネットリテラシー

雑記

 もったいない。本当にもったいない。ネット上での誹謗中傷を受けて自ら命を絶った方がニュースになっています。

 ネット上で暴言を飛ばしてくる人なんて全体からしたらごく少数かもしれないけれど、母集団が大きくなればそれなりの絶対数になります。彼女のようにテレビに顔と名前を晒している方ならば、数えきれないほどの醜い言葉が送りつけられてきていたのでしょう。

 本当はそれにまともに取り合う必要なんてまったくなかったはずです。相手は赤の他人で、彼女のことを実際は何も知らない。何の利害関係もないし、無責任だ。そんな発言に情報的価値は皆無である。だけど彼女は無視できなかった。まともに受け止めてしまって、耐えられなかった。

 受け止める必要なんてなかった。スマホの中という点では同じに見えても、リアルの知人とのコミュニケーションと、匿名のマスを相手にしたコミュニケーションはまったく違うのだ。夥しい量の情報が押し寄せる中で向き合う価値のあるものはほんの一握り。あとはノイズと思って無視していい。公開アカウントでSNSをするのであれば、これはもはや必須のネットリテラシーのひとつと言っていいのではないか。

 かつて2ちゃんねるの管理人をしていたひろゆき氏が言った『嘘は嘘であると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しい』という言葉と、本質的には同じ問題なのだと思う。情報をフィルタリングする能力が必要なのだ。

 もちろん罪は加害者にある。「なんで何も悪くないこちらがそんな風に気を使わなければいけないのか」と憤る著名人がいるのもわかる。しかしやはり、罪がないからといって無防備でいてはいけないと思うのだ。自分の側が青信号でも、安全確認をしてから道を渡りましょう。轢かれたら死ぬのはあなたなのだから。それと同じ。

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