保有銘柄のモンゴDBが2021年1月期第1四半期決算を発表しました。
モンゴDBってどんな会社?
モンゴDBは、NoSQLと呼ばれる新しい種類のデータベースを提供する企業で、NoSQLの中でトップのシェアを誇ります。NoSQLは従来のデータベース(Relational DB)よりも柔軟にデータを取り扱うことができ、大量のデータでも容易に処理することができるという特徴を持っています。画像・音声データやビッグデータ管理などにその強みを発揮し、情報量が増加し続ける現代においてそのニーズが拡大しています。モンゴDBはオープンソースかつフリーミアムモデルで入口の敷居が低く、急速にシェアを獲得してきました。
決算発表の内容
決算発表のプレスリリースは以下のページから見ることができます。スライド資料はないようです。
https://investors.mongodb.com/file/Index?KeyFile=404229510
売上高は前年同期比+46%の$130million。ただし直前四半期比では+5.5%となっており若干鈍化しているようにも見えます。Non-GAAPのEPSはアナリスト予想よりもポジティブでした。

顧客獲得は以下の様に堅調に進んでいます。この数字の推移に要注目ですね。

一方で今後の業績見通しはやや弱気となっており、2Qの売上高を$125-127million、通期の売上高を$520-530millionとしています。新型コロナの影響が企業のIT開発投資に及び、2Q以降にサービスの利用が減少することを見込んでいるようです。
投資判断
非常に判断が難しいです。NoSQLという新しい領域で大きなシェアを確保し続けられるのならば良いのですが、当然他の大手IT企業もNoSQLに参入してきています。強力なライバル企業が多数存在する中でどのように優位性を保ち続けられるのかを判断するには、もう少し勉強が必要そうです。そのため今後の市場動向について理解を深めるまでは、追加投資は控えようと思っています。
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