ファンド成績の比較で気をつけること

レババラ

私はレバレッジ型バランスファンド(通称レババラ)をポートフォリオの主力にしています。シャープレシオの高いポートフォリオにレバレッジをかけるという考え方が気に入っているからです。ところでその成績は実際どうなっているのでしょうか。

過去1年の成績がこちら。比較対象としてS&P500とオールカントリーを入れています。

おやおや、株100%のほうが圧倒的にいい成績ですね。次に2年間の成績です。これは楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(愛称USA360)の設定来とイコールです。

USA360が単純なインデックスを上回っています。一方でグロ3は明らかに弱いですね。最後に3年。USA360は3年前には存在しないので、グロ3とS&P500、オールカントリーの3つでの比較です。

だいぶ雰囲気が変わりましたね。グロ3が序盤に圧倒的なパフォーマンスを見せ、2021年の前半まではトップに立っています。その後は株式市場の好調によりほか2つに追い抜かされていきますが、オールカントリーに逆転されたのはつい最近のことです。

このように、対象期間を変えるとファンドのパフォーマンス比較の結果は大きく変わってきます。ファンドの成績を比べたいときは、いくつもの期間を見比べるのが良いですね。

こんな例もあります。

設定来のパフォーマンスがインデックスを圧倒していますが、そのほとんどがITバブルの時にダメージを回避てきたことに起因しているように見え、直近10年のリターンではインデックスに劣後しています(注:だからと言って悪いファンドだと言いたいわけではないです)。下落に強いタイプのファンドでリーマンショックやコロナショックでのドローダウンもインデックスより小さいようです。そのためコロナショック直後の時期には直近の成績でもベンチマークを上回っていました。こういったファンドの個性も、ただ単にリターンの数字を見るのではなくグラフをよくよく見ないと理解できません。

ちなみにグロ3についていえば、このような特殊な推移をしているのは国内株式、先進国株式、新興国株式、国内REIT、先進国REITを均等に持っていることが大きな原因です。米国株絶好調かつ国内REITが冴えないコロナ後の相場では当然パフォーマンスは相対的に低くなります。というか株式絶好調の時にバランスファンドが株100%のファンドを下回るのは当たり前。その代わり国内REITが絶好調だった2019年はS&P500を大きく上回る成績を出していたわけです。これはこれで目論見通り。

何にしろファンドを比較するときは注意深く、色々な期間で比較してみましょう。

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