ゴールドへの投資を考える

資産運用

上記のツイートの通り、これまで興味のなかったゴールドに対する投資に興味が出てきています。

ゴールドは配当も利子も生まない

株や債券などと並びゴールドも分散投資の対象としてよく挙げられる資産です。しかし、ウォーレン・バフェットも言うようにゴールドは配当や利子を生むものではなく、その点で根本的に株や債券と性格が異なります。そのため、これまではゴールドへの投資は考えてきませんでした。株や債券は長期保有することで経済活動から生まれた付加価値をリターンとして得られる一方で、ゴールドにはその仕組みがないからです。それなのに非常にボラティリティが高く、わざわざポートフォリオに組み込む必要なないだろうと思っていました。

安定した流通量

一方で最近の急速な円安を目の当たりにし、通貨分散について少し考えてみました。株式についてはある種の実物資産であると考えることができ、為替変動や物価変動は長い目で見れば理論的には業績を通じて株価に織り込まれるため心配していないのですが、名目額が固定されている債券や現金といった資産の場合は、間違いなく通貨価値の変動に大きな影響を受けます。そのため、それらのポジションに関しては通貨分散を十分にしておかないと、どこかの国の金融政策ひとつによって大きく価値を毀損する可能性があります。一方でゴールドは鉱山から採掘するペースに限度があり、また一度採掘されたゴールドを消滅させることもできないことから、貨幣に比べて流通量が安定しています。どこかの国の一存で流通量が大きく変化することはありません。

ゴールドは通貨の希薄化に対するヘッジ手段

量が安定しているということは、その価値も安定しているということです。そのためゴールドは各国通貨の価値の変動に対するヘッジとして機能することが期待できます。色々調べてみると、ゴールドについて「米ドルに対するヘッジ」「無国籍通貨」という表現も見つかり、まさにこのことを表しています。ゴールドは株や債券という資産クラスと同列の言葉ではなく、むしろ日本円や米ドルと同じ通貨のひとつとして捉えるべきなのでしょう。従って現金の価値を保全するためにキャッシュポジションの何割かをゴールドで保有するというのが最も基本的な使い方ということになります。

なお、株式のヘッジ・分散としてはイマイチに思えたのは、株価には表示通貨の要素と実質的な企業業績の要素の2層が存在し、ゴールドがヘッジするのは前者だけだから、と考えることができるかもしれませんね。

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